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院長あいさつ

当院のサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

銀座 まいにちクリニック 院長の山本 悠太(やまもと ゆうた)と申します。

このページでは僭越ながら、銀座まいにちクリニックを開業するに至った経緯と自己紹介をさせていただきます。
長文になりますので、お時間のあるときにお読みいただけれと思います。

医師を目指すきっかけとなったのは父でした

当院は2019年8月に開業した、出来て間もないクリニックです。
まいにちクリニックを開業することになったいきさつについて、少しお話させてください。


私の父は下町で開業している医師でした。
物心がつくようになった頃から、診療終了後のクリニックに出入りしては、父の働く姿をみていました。
おぼろげながらに、患者さんと親しそうに話す父の姿を覚えています。父は、どんなに細かいことでも、病気のことでなくても患者さんのことを覚えていたように思います。


そんな父に全幅の信頼を寄せているからこそ、見つかる病気もあったことでしょう。
その頃から、漠然とですが地域に根ざした医療現場に憧れを持ち、医師を志すことになりました。

実際に医療の現場にでて多くのことを学び、気づきました

このクリニックを開業する前、私は大学病院に勤めておりました。
重篤な入院患者さんを担当しながら、外来では専門外来を受け持ち、日々臨床に励んでおりました。


大学病院の外来はいつも大変な混雑具合で、予約時間から1時間、ときには2時間以上遅れて診察室にお呼びすることも少なくありません。
専門的な医学知識を必要とする患者さんも多いですが、「大丈夫、安定しています。」の一言でお薬を処方し1分で診察が終わってしまう患者さんも沢山いらっしゃいました。

一度、そんな患者さん方に何度か「こんなに待って、薬だけもらうのストレスたまりませんか?」と伺ったことがあります。ある患者さんは「それでも、何かあったときにクリニックでは不安だから。大学病院で診てもらっていたら安心。」とおっしゃいました。

しかしながら、ときにはあまりの待ち時間に憤慨する方もいました。「こんなに予約時間と違うなら、予約する意味なんて無いじゃないか!こっちはこの後仕事なんだよ。」とおっしゃいました。まさに、その患者さんのおっしゃるとおりです。

この頃から、患者さんの貴重な時間を少しでも還元できるクリニックの必要性を感じ始めました。

友人の一言をきっかけに開業を決意する

あるとき、一人の友人から電話がかかってきました。
「風邪を引いた後から首のまわりにしこりがあるが、痛みもない。夜熱も出るけど、昼間は調子がいいんだ。病院行かなくてもいよね?」


私は「絶対病院にいかなきゃだめだよ。確率は低いけど悪性リンパ腫の可能性がある。」と告げました。血液内科の専門ではありませんでしたが、一般内科なら危険を察知する症状が複数含まれていたからです。その友人は果たして悪性リンパ腫でした。幸いにも、その後の治療で寛解を得て、現在は元気に会社を経営し、社会貢献に励んでいます。

その後、私は友人になぜ電話してきたのかきいてみました。
すると、「時間もなかったし、会社をやりながら何時間待たされるかわからない病院には行けなかった。それにね、何科に行けばいいかなんて素人はわからないよ。」といいました。


この時間は空いてない、何科はみれる、この病気はみれない、はあくまでもすべて医療者の都合です。
この言葉で私は、毎日あいてる、待ち時間が読める、できるだけ科の垣根の少ない総合診療クリニックをはじめる決意をしたのです。

医療の原点に帰り、患者さんや医療従事者の幸せを追求したい

昔の職場を語るのは大変難しいですが、一言で言えば想像を絶する激務でした。
365日、一日も休まずに病院にいたこともありましたし、夜中でも担当する患者さんが急変すればかけつけました。ある友人の医師は、自分が働いている時間と、大学病院からもらっている時間で時給を計算したら、300円くらいだった、といっていました。


医療現場にも「働き方改革」があり、一時は労働環境が改善するのかと期待もしましたが、結局医師の働きの代わりをするのは医師のみであり、働く医師が代わるだけでした。
期待に胸を踊らせる若手医師も徐々に労働の泥沼に飲まれ、その中でも目を輝かせて働けるものはごく少数だったように思います。

近年は大学病院も経営していくのは大変です。
専門機関を必要とする方のみを受け入れたい、というのが本音でも、それらの患者さんだけをみていては経営が成り立たない実情もあります。そうして、「断れず」に軽症の外来患者さんは増加の一途をたどり、
ただでさえ激務に追われる勤務医たちはさらに疲弊していきます。

その中で痛感したのは、どんなにモチベーションがあっても、極度の肉体的・精神的疲弊の中では人は向上心や信念を忘れてしまいがち、ということでした。
もともと、医療者は他人のために働きたい、と考えてその道に進むものが多いと思います。


開業を決めた後、疲弊する仲間たちと大学病院で働きながら私は、すべての医療者が、やりがいを持って、適切な労働環境で、健全な精神と肉体で働ける場所を作らなくてはいけない、と考えるようになりました