銀座・東銀座の内科、皮膚科、泌尿器科、アレルギー科  銀座まいにちクリニック

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ED(勃起不全)の治療薬について


EDに悩む男性は年齢を問わず幅広い世代に多く、密かにED治療を受けているという人も珍しくありません。
ED治療ではEDの根本の原因を把握し、治療薬を用いて治療を行っていきます。
ED治療薬と言うとバイアグラが一般的に知られていますが、その他にもレビトラやシアリスという治療薬もあります。
当院では症状や原因から患者様一人一人に合った治療方法や治療薬を見つけるサポートを行っています。


ED治療におけるED治療薬の必要性

そもそもEDは原因ごとに種類が分けられており、「器質性ED」と「心因性ED」「複合性ED」が主な種類になります。

器質性EDは加齢や何らかの病気が原因で動脈硬化が進行していることで性器に血流が届かずにEDが引き起こされやすくなっている状態であり、心因性EDはストレスやプレッシャーなど精神的な問題が影響しています。
そして、複合性EDは器質性EDと心因性EDが混合したものです。
原因はそれぞれ異なりますが、いずれの場合にしてもED治療薬は回復をサポートする働きがあります。

器質性EDの場合であれば、ED治療薬を内服することで血液循環をサポートして動脈硬化の改善が期待できます。
また、心因性EDの場合はED治療薬で勃起力を得ることで自信を持つことが出来るようになるので、性交時の精神的な不安や緊張を徐々に改善することができます。

もちろん根本の病気や精神的な問題を解決することも大切ですが、ED治療薬はEDの回復
欠かせない薬であるといえます。


ED治療薬がEDに効果を発揮するメカニズム

ED治療薬には「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類があり、どれも勃起をサポートする役割があります。

勃起するには脳から指令を受けて性器に信号が伝達されます。
そうすると、性器の血管を拡張させるためのcGMPという物質が放出され、血管が拡張して性器の海綿体に血流が流れ込むことで勃起が起こるのです。

やがて興奮が治まるとPDE5という酵素が出てきてcGMPを分解することで勃起が収まっていきます。
しかし、EDの場合は何らかの原因でPDE5は放出されているにもかかわらず、勃起を促すcGMPが減少している状態です。

ED治療薬はcGMPを破壊するPDE5の働きを阻害して血流を良くする働きがあるため、EDに効果を発揮するというメカニズムになっています。


ED治療薬の種類

ED治療で用いられる治療薬は、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類です。
いずれも勃起を補助する薬であり、EDに効果を発揮します。
それぞれの薬は効果が同じように思われますが、特徴が異なる薬になっています。

・バイアグラ
世界最初に開発されたED治療薬であり、一般的に知られている薬でしょう。
アメリカのファイザー社より発売されており、日本では1999年より認可されています。
内服すると30~60分で効果が発揮されるため、ED治療薬でも即効型と呼ばれています。

持続力は4時間ほどで、ピークは内服から1~2時間後です。
食後に内服すると薬の成分の吸収が遅くなるため、空腹状態で内服することが推奨されています。

・レビトラ
ドイツのバイエル社が発売するED治療薬で、日本では2004年より認可されています。
レビトラは内服から15分ほどで効果が発揮されるため、バイアグラよりも即効性があり、超即効型と呼ばれています。

持続時間も5~8時間と長いことが特徴です。
バイアグラよりも水に溶けにくい構造なので食事の影響を受けにくく、食後に内服することもできます。

ただし、高脂肪の食事は影響を受ける可能性があるため、内服時には脂質の多い食品の摂取を避けるようにしましょう。

・シアリス
シアリスはアメリカのイーライリリー社が発売するED治療薬で、日本では2007年より認可されています。

内服後30~60分で効果が発揮され、持続力は36時間とED治療薬の中でも最も持続力が高いと言えます。
ただし、バイアグラやレビトラよりも効果がマイルドになっており、副作用も弱い傾向があります。
シアリスもレビトラと同様に食事の影響は受けにくいため、内服のタイミングは取りやすいでしょう。


ED治療薬の副作用について

ED治療薬を用いるにあたり、副作用を心配する方も多いでしょう。
ED治療薬の副作用については個人差がありますが、主な副作用はほてりや動機、目の充血、軽度の頭痛などが挙げられます。
こうした副作用は、ED治療薬の作用である血管の拡張が関係していることで生じます。
時間が経過すると徐々に収まってきますが、長時間にわたってこうした症状が継続される場合には医療機関に相談しましょう。


ED治療薬を使用する際の注意点

ED治療薬は血管を拡張する作用があるため、血圧が下がることがあります。
そのため、高血圧のため日常的に降圧剤を内服しているような場合には急激に血圧が下がってしまう恐れがあるため、内服前に医師にご相談ください。

また、狭心症や心筋梗塞、不整脈などにより薬を内服している場合、薬の種類によって併用が禁じられている場合があります。
薬を変えることで併用することもできるので、予め医師にお伝えください。

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