性感染症(STD)は、性行為を一度でもしていれば感染のリスクが誰にでもあります。
しかし、女性の場合は男性に比べると感染した場合の症状が分かりにくいケースも多く、気付かずに感染拡大や病気を進行させてしまっている可能性があります。
放っておけば不妊などの問題に発展してしまうリスクもあるため、正しい知識を持って性感染症に対処していきましょう。
女性の性感染症の主な症状としては、性器に感染した場合、おりものの量が増加することや、臭いがきつくなるといった症状が分かりやすく出ることもあります。
また、かゆみや不正出血などが生じることもあるでしょう。
しかし、女性が性感染症にかかったとしても、症状がはっきり出ないケースも少なくありません。
そのため、少しでも異変に気付いた場合には検査を受けてみるべきですし、自身を守るためにも定期的に検査を受けることをおすすめします。
性感染症について知識の少ない女性も多いですが、性感染症は不妊症の原因にもなる病気です。
女性の場合、子宮頚管と呼ばれる子宮の入口で感染することが多いですが、治療せずにいれば感染は拡大していきます。
子宮頚管から卵管や卵巣へと感染が拡大し、気付かぬ内に不妊症になってしまうリスクがあるのです。
さらに、性感染症の病気の中には感染部位から全身へと感染が広がるようなウイルスもあるため、命にかかわる別の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。
また、きちんと治療を受けずに性行為を行えば、パートナーへ感染が拡大することになります。
こうした病気の進行や感染拡大を予防するためにも、性感染症はしっかりと治療を行う必要があります。
性感染症は性行為によって感染する病気の総称となるため、さまざまな病気が含まれています。
女性に多く見られる性感染症の種類や、その病気の特徴について紹介していきます。
●クラミジア感染症
クラミジア感染症は近年発生頻度が最も高い性感染症であり、とくに女性に多いと言われています。
感染すると女性の場合は子宮頚管に炎症を起こしますが、ほとんど症状はありません。
おりもの量の増加や下腹部の痛みなどの症状が感じられるような場合もあります。
しかし、そのまま気付かずに病気が進行すれば、卵管の炎症や骨盤への癒着が生じて不妊症や子宮外妊娠の原因になるリスクが高まります。
また、妊娠中にクラミジアに感染していれば、流産や早産、赤ちゃんへの感染が起こる可能性もあります。
●淋病
感染力が強い細菌で、感染者との性行為で感染する確率が高い感染症です。
クラミジア感染症と同様に女性は症状が出にくいといわれています。
おりものの量が増えることや、黄色い膿のようなおりものが出ることがあります。
感染が拡大すれば炎症は子宮から卵管や卵巣へと広がり、不妊症のリスクが高まります。
また、最近では淋菌へ感染している男性の性器から女性の喉への感染し、咽頭感染を起こすケースが増えています。
咽頭感染すれば喉の痛みや腫れなどの炎症症状がでることもありますが、こちらも無症状であることも少なくありません。
●トリコモナス
トリコモナスは性感染症の中でも比較的、女性に症状が現れやすい感染症です。
性器のかゆみや灼熱感、黄色いおりものが出る、おりものの臭いが強くなるといった症状が現れます。
主に性行為で感染しますが、お風呂や便器、タオルなどから感染することもあります。
●カンジダ
カンジダは男性よりも女性に発症しやすい性感染症です。
カンジダはもともと体内に存在する真菌であり、ストレスやホルモンバランスの乱れなど体調の変化で自己発症することがあります。
カンジダは発症すると、性器のかゆみや灼熱感、白いヨーグルト状のおりものが出るなどの症状が現れます。
●尖圭コンジローマ
感染すると性器にイボが発生する病気で、進行するほどイボの数が増加します。
尖圭コンジローマにかんせんすると、ハイリスクのヒトパピローマウイルスに感染しやすくなると言われていることから子宮頸がんのリスクが高まります。●性器ヘルペス
単純ヘルペスというウイルスに感染することで発症し、単純ヘルペスは身体の神経節に潜むことから完全にウイルスを消し去ることは出来ません。
ストレスや過労、妊娠など免疫力が低下している時に再発します。
女性の場合は性器に水疱が現れますが、水疱などの症状は薬で改善させられます。
ただし、妊娠中に発症すれば出産時に子供へ感染するリスクが高まります。
性感染症を予防するためには、性行為の際にはコンドームを使用するということです。
性感染症の多くは粘膜接触によって感染します。
一度の性行為でも、相手が性感染症にかかっていれば、感染するリスクはあるものです。
また、性感染症を予防するためには定期的に感染症の検査を行うことをおすすめします。
女性の場合、性行為だけではなくカンジダによる自己発症を起こすケースも少なくありません。
パートナーとのピンポン感染なども予防するためにも、定期的な検査と早期対処が大切です。
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