性感染症(STD)は、性行為によって感染するさまざまな種類の疾患を総じて呼ばれます。
性感染症を患っている人と性行為をすることで感染し、感染源は分泌液や血液です。
性感染症は一度の性行為でも感染するリスクがあることから、感染しているかもしれないと思った場合にはすぐに検査を受けるべきです。
そして、感染していた場合には、改善するまで治療を継続することで再発やパートナーへの感染を予防します。
それでは、どのような症状が現れた時に性感染症を疑えばいいのでしょうか?
症状が必ず出るとは限りません。
性感染症にはさまざまな種類の疾患がありますが、疾患によっては症状が出にくい場合もあります。
そのため、気付かすに放っておいてしまい、感染拡大や病気の進行を促進させてしまうことも少なくありません。
とくに女性の性感染症は自覚症状がないことも多く、妊娠初期に行われる性感染症の検査によって判明することもあります。
男性の場合は尿道に感染すれば尿道炎のような症状が現れますが、男性においても症状に自覚がないようなケースもあります。
また、性器だけではなく喉や目に感染するようなこともあり、喉や目の感染は他の病気と勘違いされてしまうことも少なくありません。
男性の性感染症の場合、多くは尿道炎や尿道炎に似た症状が現れることが多いです。
男性に多く見られる性感染症の種類と、その症状の特徴について紹介していきます。
●淋病
尿道に感染することで排尿時に激しい痛みを伴い、尿道から膿が出ます。
膿は白もしくは黄色で、粘り気があることが特徴です。
自覚症状が出やすいことから早期発見されることも多いですが、気付かずに進行すれば発熱や睾丸の腫れなどの症状が現れるようになります。
●クラミジア
尿道に症状が現れ、排尿時に軽度の痛みやかゆみ、不快感が生じます。
尿道から透明に近い白色でさらりとした水っぽい膿が出ます。
淋菌と似た症状ですが、クラミジアの方が全体的に軽度の症状として現れます。
●トリコモナス
尿道に感染することで尿道炎のように排尿痛や膿の分泌といった症状が起こりますが、男性がトリコモナスに感染した場合は症状が出にくいことも多くなっています。
また、感染していても尿道にだけ感染していれば排尿によって排出されるような場合もあります。
●カンジダ
男性の場合は自覚症状がないようなこともありますが、発症すると亀頭が炎症することで赤くなり、痛みやただれ症状が出ます。
また、包皮部分に白色苔と呼ばれる白いカスが溜まります。
女性の性感染症は自覚症状がないことも多いため、少しでも普段と違う点があると思った場合にはすぐに検査を受けてみることをおすすめします。
●淋病
女性の場合は症状を自覚できないことも多いことから感染に気付かないケースも多いです。
おりものの増加や不正出血などの症状が出ることもありますが、気付かずに放っておくと卵管などへ感染が拡大していきます。
●クラミジア
クラミジアも症状を感じないことが多くなっています。
子宮頚管が炎症することでおりものの量が少し増加することや、下腹部に痛みが出ることもあります。
●トリコモナス
トリコモナスに感染すると泡状のおりものや、臭いの強いおりものが増えることが特徴です。
膣の粘膜が赤くなり、点状出血が見られることもあります。
●カンジダ
性器のかゆみや痛み、排尿障害などの症状が現れます。
おりものも増加し、ヨーグルト状になったおりものが見られることが特徴です。
性感染症は男女で現れる症状が異なることも多いですが、共通した症状が出る性感染症もあります。
●梅毒
梅毒の症状は感染から時期によって症状が1期~4期に分けられ、症状も変化していきます。
1期(感染から3週間ほどの時期)には、病原菌の侵入した部位に赤いしこりができたり、太もものリンパ節に腫れが生じたりすることもありますが、数週間で症状は消えていきます。
この段階で発覚することは少なく、病原菌は体内の神経に潜伏した状態になります。
2期(感染から3カ月~3年)には体や顔などにバラのような痣が現れ、性器や肛門周辺にしこりが生じます。
現在の医療では2期の段階で治療介入されることが多いですが、治療せずにいると3期(感染から3年~10年)には骨にゴムのような硬い腫瘍が現れます。
そして、4期(感染から10年以上)になると神経や血管にも影響が現れるようになり、重い障害が出るようになります。
●尖圭コンジローマ
男女ともに性器周辺にイボができることが症状の特徴です。
薄いピンクもしくは茶色のカリフラワーもしくは鶏のとさかのような形状などのイボが現れます。
進行すればイボの数や大きさは増大していきます。
性感染症は性器だけではなく、喉や目にも感染する場合があります。
とくに淋病やクラミジアは咽頭に感染するようなケースも多く、咽頭炎のような症状が現れます。
喉の痛みや腫れ、発熱などの症状が現れますが、多くは症状が出にくくなっています。
また、淋病やクラミジアは目に感染することもあり、結膜炎のように充血やまぶたの腫れといった症状が現れます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土日祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|
09:30-14:30 10:00-14:30 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
16:00-21:00 16:00-19:00 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
09:00-13:00 | 〇 | |||||
14:00-18:00 | 〇 |
休診日なし
※現在時短診療中
※受付は診療終了時刻の30分前までとなります。
※ご予約のない患者様も随時診察しております。
※午前診療時間は比較的空いております。
※お急ぎの場合は事前予約をお勧めいたします。
住所 | 東京都中央区銀座4-13-11M&Sビル4階 |
---|---|
電話 | |
診療科目 | 内科・耳鼻科領域・皮膚科・ 泌尿器科・アレルギー科・自費診療 |
診療時間 |
|
休診日 | なし |
© 銀座まいにちクリニック