「おりものが増えたような気がする」
「下腹部に違和感がある」
そんな些細な変化に気づいて、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クラミジア感染症は、女性にとって非常に身近な性感染症でありながら、症状が軽く気づきにくいという特徴があります。
しかし、放置すると将来の妊娠や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早期発見・早期治療が重要です。
本記事では、女性のクラミジア感染症について、症状の特徴から感染経路、検査・治療方法、そして放置した場合のリスクまでを詳しく解説します。
少しでも不安を感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
銀座まいにちクリニックでは、できるだけ早く症状を改善へ導くために、丁寧に原因を探りながら診療を行なっています。
一人ひとりの症状や背景に合わせて、最適な治療方針をご提案します。
平日19時まで、土日祝も診療しています。 まずはお気軽にご来院ください。
監修医師紹介
銀座まいにちクリニック
院長
山本 悠太
【経歴】
2012年 慶應義塾大学医学部 卒業
2014年 佐野厚生総合病院にて初期臨床研修修了
2014年 慶應義塾大学医学部 内科学教室入局
2018年 慶應義塾大学病院にて後期臨床研修修了
2019年 銀座まいにちクリニック 開業
【資格】
内科認定医

クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマティス(Chlamydia trachomatis)」という細菌が原因で発症する性感染症です。
この細菌は生きた細胞内でのみ増殖する特殊な性質を持ち、性行為などを通じて粘膜・粘液から細胞へと感染します。
日本国内では性感染症の中で最も感染者数が多く、特に10代後半から30代前半の若い世代に多く見られます。
世界保健機関(WHO)の報告によれば、成人(15〜49歳)の新規クラミジア感染者数は年間1億2,850万人と推定されており、決して珍しい病気ではありません。
性行為の経験がある方であれば、誰でも感染する可能性があります。
クラミジアは男女ともに感染する病気ですが、特に女性で問題となることが多いのには理由があります。
感染に気づきにくく、発見が遅れやすい体の構造的な特徴があるためです。
女性の約8割は感染しても無症状とされており、感染に気づかないまま過ごしてしまうケースが非常に多いです。
また、症状があったとしても軽微なため、ちょっとした体調変化程度に感じてしまい、医療機関を受診するきっかけを逃しがちです。
男性の無症状率が約5〜6割であることと比較すると、女性の方が圧倒的に気づきにくいことがわかります。
男性の場合は、尿道炎による排尿時の痛みや分泌物など、比較的気づきやすい症状が現れることがあります。
一方、女性は子宮頸管に感染することが多く、初期段階では痛みなどの明確な症状が少ないため、発見が遅れる傾向にあります。
「なんとなく調子が悪い」程度の曖昧な症状しかないことも多く、他の体調不良と区別がつきにくいのです。
女性の生殖器は膣から子宮頸管、子宮、卵管、骨盤内へとつながっており、クラミジア菌は上行性に感染を広げていきます。
症状がないまま感染が進行すると、気づいたときには卵管炎や骨盤内炎症性疾患(PID)まで進行していることもあります。
この静かに進行するという特徴が、クラミジアを「サイレントインフェクション(沈黙の感染症)」と呼ばせる所以です。
性病・性感染症の原因は一人ひとり異なります。まずは専門の医師に相談してみませんか?
銀座まいにちクリニックは、内科・アレルギー科などを土日祝も診療。丁寧な診察で、あなたの不安に寄り添います。
>>お時間がない方は、オンライン診療をご利用ください。

クラミジア感染症は、主に性的接触によって感染が広がります。感染経路を正しく理解することで、適切な予防策を講じることができます。
クラミジアの感染は、感染者の体液(精液、膣分泌液、咽頭分泌液など)に含まれる菌が、粘膜と接触することで成立します。
最も一般的な感染経路は膣性交ですが、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)によって咽頭(のど)や性器に感染することもあります。
また、アナルセックスでは肛門・直腸への感染も起こり得ます。
クラミジア菌は精液や膣分泌液に含まれており、これらの体液と粘膜が接触することで感染が成立します。
オーラルセックスについては軽視されがちですが、性器から咽頭へ、あるいは咽頭から性器へと相互に感染する可能性があります。
コンドームを使用しない性行為では、1回の性交で30〜50%という高い確率で感染すると報告されています。
男性よりも女性の方が感染率が高い傾向にあります。
これは、女性の生殖器の構造上、粘膜の接触面積が広く、体液が留まりやすいためと考えられています。
妊娠中にクラミジアに感染している場合、出産時に産道を通過する際に新生児に感染することがあります。
これを産道感染(母子感染)と呼び、新生児結膜炎や新生児肺炎を引き起こす可能性があります。
そのため、妊婦健診ではクラミジア検査が必須項目となっています。
日常生活の中で、どのような状況でクラミジアの感染リスクが高まるのかを知っておくことは、予防の第一歩です。
コンドームは性感染症予防に非常に効果的ですが、使用しない場合は感染リスクが大幅に上昇します。
また、途中からの使用では既に粘膜接触が起こっているため、感染を完全には防げません。
挿入の最初から最後まで正しく使用することが重要です。
性的パートナーが複数いる場合は、感染機会が増えるためリスクが高まります。
また、パートナー側に複数の関係がある場合も同様です。
自分自身に複数のパートナーがいなくても、現在のパートナーに他の関係がある場合は、間接的に感染リスクが上昇することになります。
一方のパートナーが治療を受けても、もう一方が感染したままだとピンポン感染と呼ばれる再感染が起こります。
そのため、パートナーと同時に検査・治療を行うことが重要です。
特に男性は無症状であることも多いため、「症状がないから大丈夫」と思い込んでいるケースがあります。

クラミジア感染症の症状は、感染からの経過時間や炎症の広がり具合によって変化します。
ここでは、初期症状から進行した場合の症状まで、段階を追って詳しく解説します。
クラミジアに感染してから症状が現れるまでの潜伏期間は、通常1〜3週間程度です。
ただし、この時期に症状が出る人は少数派で、多くの方は無症状のまま経過します。
症状が現れる場合でも、非常に軽微であることが特徴です。
おりものの量が普段より増えたり、色が黄色や緑色っぽくなったり、いつもと違うにおいがすることがあります。
ただし、おりものの性状には個人差があり、透明でサラサラしている場合もあります。
いつもと少し違うという微妙な変化に気づくことが重要です。
性行為の際に痛みを感じたり、性交後に少量の出血(接触出血)が見られることがあります。
これは、子宮頸管に炎症が起きているサインかもしれません。
痛みの程度は少し違和感がある程度から明確な痛みまで様々です。
尿道に感染が及んでいる場合、排尿時に軽い痛みやしみる感覚を覚えることがあります。
また、外陰部に軽いかゆみや不快感を感じる方もいます。
ただし、この症状は膀胱炎などの他の疾患でも見られるため、クラミジア特有の症状とは言えません。
子宮頸管炎が進行すると、下腹部に鈍い痛みや重だるさを感じることがあります。
ただし、この段階では生理前のような軽い症状であることが多く、見過ごされがちです。
感染を放置すると、炎症が子宮から卵管、骨盤内へと上行性に広がっていき、より明確な症状が現れるようになります。
この段階まで進行すると、日常生活に支障をきたすこともあります。
卵管炎や骨盤腹膜炎に進行すると、下腹部の痛みが強くなり、発熱を伴うことがあります。
痛みは持続的な鈍痛であることが多く、重い生理痛のような痛みと表現されることもあります。
発熱は微熱程度のこともあれば、38度以上の高熱になることもあります。
骨盤内の炎症が広がると、腰痛を感じることもあります。
下腹部痛と併せて腰痛がある場合は、骨盤内炎症性疾患(PID)を疑う必要があります。
体内で炎症が続いているため、全身的な倦怠感や疲労感を覚える方もいます。
「なんとなく体がだるい」「疲れやすい」といった漠然とした症状として現れることもあります。
生理期間以外での出血が見られることがあります。
少量の出血が続く場合もあれば、まとまった量の出血がある場合もあり、性交後の出血(接触出血)が頻繁になることもあります。
初期の軽い違和感から、明確な痛みへと変化します。
骨盤内に炎症や癒着が広がると、性交時に強い痛みを感じるようになります。
子宮内膜や卵巣に炎症が及ぶと、月経周期が乱れることがあります。
周期が不規則になったり、経血量が変化したりすることもあります。
無症状のまま進行するケークラミジア感染症で最も注意すべきは、症状がないまま病気が進行してしまうケースです。
クラミジア感染症の最も厄介な点は、女性の約80%が無症状であるということです。
これは男性の無症状率(約50〜60%)と比較しても非常に高い数値です。
症状がないため、自分は健康だと思い込み、知らないうちに感染が子宮から卵管、骨盤内へと広がっていきます。
また、無症状でもパートナーに感染させる可能性があるため、知らず知らずのうちに感染を広げてしまうこともあります。
潜伏期間中であっても体内にクラミジア菌は存在し、感染力を持っています。
感染が進行して卵管に炎症が及ぶと、卵管の内腔が狭くなったり、卵管采(卵子をキャッチする部分)周囲に癒着が生じたりします。
これにより、卵子と精子が出会えなくなったり、受精卵が子宮に到達できなくなったりして、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。
実際、不妊治療を始めて初めてクラミジアの既往感染が判明し、いつ感染したのか全く心当たりがないというケースは少なくありません。
過去に無症状のまま感染し、気づかないうちに卵管にダメージを残してしまっていたのです。
症状がなくても、性行為の経験がある方は定期的な検査を受けることが重要です。
特に、新しいパートナーができたとき、パートナーが複数いる場合、コンドームを使用しない性行為があった場合などは、積極的に検査を検討しましょう。
年に1回程度の性感染症チェックを習慣化することをおすすめします。
「症状がないから大丈夫」ではなく、「症状がないからこそ検査が必要」という意識を持つことが、自分の体を守ることにつながります。
ご自身の症状に当てはまるものはありましたか?
性感染症は、身体からの大切なサインであることも少なくありません。万が一の感染を見逃さないためにも、気になる症状があるうちに早めの検査・受診をおすすめします。
銀座まいにちクリニックは、内科・アレルギー科などを土日祝も診療。丁寧な診察で、あなたの不安に寄り添います。
>>お時間がない方は、オンライン診療をご利用ください。
クラミジアに感染してから症状が現れるまでの期間や、放置した場合にどのようなリスクがあるのかを理解しておくことは、早期発見・早期治療のために重要です。
潜伏期間とは、感染してから症状が現れるまでの期間のことを指します。
ただし、クラミジアの場合は無症状の方が多いため、いつ感染したかを特定することは非常に困難です。
クラミジアに感染してから症状が現れるまでの潜伏期間は、一般的に1〜3週間程度とされています。
ただし、この期間には個人差があり、健康状態や免疫力によっても変動するため、あくまで目安と考えてください。
多くの女性は無症状であるため、いつ感染したかを特定することは困難です。
場合によっては、数か月から数年間、感染に気づかないまま過ごしてしまうケースもあります。
妊婦健診で初めて感染が判明するケースも少なくありません。
実際の調査では、妊婦健診で2.3%の方にクラミジア感染が見つかっており、特に19歳未満では15.9%という高い感染率が報告されています。
※参考元:公益社団法人 日本産婦人科医会「妊娠中のクラミジア感染に関する実態調査結果の報告」(2014年)
重要なのは、症状がない潜伏期間中であっても体内にクラミジア菌は存在しており、性行為を通じてパートナーに感染させる可能性があるということです。
自覚症状がないからといって安心はできません。
無症状でも感染源となり得るのです。
クラミジア感染を放置すると、様々な合併症を引き起こし、将来の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
クラミジア感染を放置すると、感染は上行性に広がっていきます。
まず子宮の入口である子宮頸管に炎症が起こり(子宮頸管炎)、次第に子宮内膜(子宮内膜炎)、卵管(卵管炎)、卵巣(卵巣炎)、そして骨盤内全体(骨盤腹膜炎)へと進行していきます
これらをまとめて骨盤内炎症性疾患(PID)と呼びます。
PIDは女性の生殖器官全体に及ぶ深刻な状態で、強い腹痛や発熱を伴い、救急受診が必要になることもあります。
さらに炎症が上腹部まで及ぶと、肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)を引き起こし、激しい上腹部痛を伴うこともあります。
卵管に炎症が起こると、卵管内部の繊毛構造が破壊されたり、卵管内腔が癒着して狭くなったりします。
これにより、卵子の輸送機能が低下し、不妊症の原因となります。
また、受精卵が子宮まで到達できずに卵管内で着床してしまう子宮外妊娠(卵管妊娠)のリスクも高まります。
初回感染であれば卵管へのダメージは修復可能なことが多いですが、再感染を繰り返すと卵管障害が蓄積され、不妊のリスクが大幅に上昇します。
骨盤内の炎症や癒着が慢性化すると、持続的な下腹部痛や腰痛、性交痛などに悩まされることがあります。
この慢性骨盤痛は、日常生活の質を大きく低下させる原因となります。
妊娠中にクラミジアに感染していると、出産時に産道を通過する際に新生児に感染する可能性があります。
新生児がクラミジアに感染すると、出生後1週間前後に新生児結膜炎(目の充血や目やに)、出生後1か月前後に新生児肺炎(発熱のない咳や呼吸困難)を発症することがあります。
また、妊娠中のクラミジア感染は、流産や早産のリスクを高めるとも言われています。

クラミジア感染症の診断は、主に病原体そのものを検出する検査によって行われます。
検査方法は簡単で、痛みもほとんどありません。
クラミジアの検査を受けられる医療機関や、具体的な検査方法について説明します。
クラミジアの検査は、主に婦人科、産婦人科、泌尿器科、性感染症内科で受けることができます。
咽頭(のど)への感染が疑われる場合は、耳鼻咽喉科でも検査可能です。
最近では性感染症専門のクリニックも増えており、プライバシーに配慮した診療を受けることができます。
女性の場合、尿検査と膣分泌物検査の2つの方法があります。
尿検査は、採尿カップに尿を採取するだけの簡単な検査です。
内診の必要がなく、プライバシーが守られ、痛みや不快感もありません。
検査の精度も高く、多くの医療機関で採用されている信頼性の高い検査方法です。
膣分泌物検査も選択肢の一つで、膣内に細い綿棒を挿入して子宮頸管をこすり、検体を採取します。
痛みはほとんどなく、数秒で終わる検査ですが、内診台に上がる必要があります。
咽頭感染の検査では、うがい液を採取する方法や、咽頭粘膜を綿棒でこすって検体を採取する方法があります。
いつ検査を受ければよいのかは、多くの方が気にされるポイントです。
検査のタイミングによって、結果の信頼性が変わることがあります。
目安として、感染の機会から2〜3日後には検査が可能です。
クラミジア菌そのものの存在を調べる検査なので、潜伏期間を待つ必要はありません。
ただし、性行為の直後(24時間以内など)では、まだ菌が十分に増殖していないため、検出できない可能性があります。
最低でも2〜3日は空けてから検査を受けることをおすすめします。
あまりに早すぎるタイミングでの検査は、「偽陰性(実際には感染しているのに陰性と出る)」のリスクがあります。
心配な性行為があった場合、まずは2〜3日後に検査を受け、その後2週間ほど経過してから再度検査を受けるとより確実です。
特に、パートナーがクラミジア陽性だった場合や、感染リスクの高い行為があった場合は、再検査をおすすめします。
「検査を受けるタイミングが早すぎたかもしれない」と不安な場合は、医師に相談し、必要に応じて再検査のスケジュールを組むとよいでしょう。
クラミジアは、適切な治療を受ければ完治可能な病気です。
治療方法はシンプルで、抗生物質の内服が基本となります。
クラミジアの治療は、細菌を死滅させる抗生物質(抗菌薬)を使用します。
クラミジアに効果的な抗菌薬が複数あり、患者さんの状態に応じて選択されます。
クラミジアの治療には、抗生物質が使用されます。
主に使用されるのは以下の薬剤です。
ほとんどの場合、薬の服用が完了してから2〜3週間程度で症状は改善します。
特にアジスロマイシンは1回の服用で済むため、治療開始のハードルが低く、すぐに治療を始めることができます。
ただし、内服が終了し、症状が消えたからといって治療が完了したわけではありません。
必ず同じ部位の再検査を行い、治癒確認を行う必要があります。
クラミジア治療を成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。
クラミジア治療で最も重要なのは、パートナーと同時に治療を受けることです。
一方だけが治療しても、もう一方が感染したままだとピンポン感染と呼ばれる再感染を繰り返すことになります。
パートナーに症状がなくても、必ず一緒に検査・治療を受けましょう。
治療中および治癒確認検査で陰性が確認されるまでは、性行為を控えてください。
症状が改善しても、体内にまだクラミジア菌が残っている可能性があります。
治療中の性行為は、パートナーへの感染リスクがあるだけでなく、治療の効果を下げる可能性があります。
治療終了後、2〜3週間以上経過してから治癒確認検査を受けることが非常に重要です。
これは、本当にクラミジアが完治したかを確認するための検査です。
2週間以内に検査すると、クラミジア菌の死骸に反応して「偽陽性」となる可能性があるため、必ず2週間以上空けてから検査を受けましょう。
症状が改善したからといって、処方された薬を途中で飲むのをやめてはいけません。
中途半端な治療は、薬剤耐性菌(薬が効かない菌)を生む原因となります。
処方された薬は必ず最後まで飲み切りましょう。
アジスロマイシンのように1回服用で済む薬であれば問題ありませんが、7日間服用する薬の場合、「もう治ったから」と自己判断で中止してしまう方がいます。
これは絶対に避けてください。
クラミジア検査や治療にかかる費用は、保険診療か自由診療かによって大きく異なります。
症状があり、保険診療として治療を受ける場合、初診料、検査代、薬代を含めて3,000〜5,000円程度が目安です(3割負担の場合)。
ただし、処方される薬によって費用は変動します。
再診や治癒確認検査を含めると、完治までに総額で10,000円前後かかることもあります。
症状がなく、性感染症のスクリーニング検査として受ける場合や、匿名での検査を希望する場合は自由診療となります。
自由診療の場合、1部位で11,000円(税込)で診察、検査、処方を受けることができます。
咽頭も同時に検査する場合は、追加費用がかかります。
自由診療の場合、費用は高くなりますが、匿名性が保たれる、保険証を使わないため家族に知られる心配がないなどのメリットがあります。

一度クラミジアを治療しても、再び感染する可能性はあります。
再感染を防ぐためには、日常生活での予防策を徹底することが重要です。
コンドームは、性感染症予防の基本中の基本です。
正しく使用することで、感染リスクを大幅に減らすことができます。
膣性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスの際にも使用することで、感染リスクを大幅に減らすことができます。
ただし、コンドームを使用していても、完全に感染を防げるわけではありません。
コンドームで覆われていない部分(陰嚢や外陰部など)の接触によって感染する可能性もゼロではありません。
それでも、使用しない場合と比較すれば、リスクは大きく低減されます。
コンドームは、性行為の最初から最後まで正しく使用することが重要です。
挿入の途中から装着したり、射精の直前だけ使用したりする方法では、既に粘膜接触が起こっているため、感染を防ぐことはできません。
また、オーラルセックスでコンドームを使用しない場合、咽頭と性器の間で感染が起こる可能性があることも覚えておきましょう。
妊娠しなければ良いという避妊の視点だけでなく、性感染症を防ぐという視点でのコンドーム使用が大切です。
症状がなくても、定期的に検査を受けることが自分とパートナーの健康を守る鍵となります。
性行為の経験がある方は、症状の有無にかかわらず、年に1回程度は性感染症の検査を受けることをおすすめします。
特に、性的に活発な年代(10代後半〜30代)の方は、定期的なチェックを習慣にしましょう。
「健康診断」を毎年受けるように、「性感染症チェック」も年に1回受けるという意識を持つことが大切です。
クラミジアだけでなく、淋菌、梅毒、HIV、B型肝炎なども含めた包括的な検査を受けることで、より安心できます。
一度治療して完治したとしても、その後の性行為で再び感染する可能性はあります。
症状がないからといって大丈夫だと思い込まず、定期的に検査を受けることが大切です。
新しい性的パートナーができたときは、お互いに検査を受けてから関係を持つことが理想的です。
これは相手を疑うということではなく、お互いの健康を守るための思いやりです。
「検査を受けよう」と提案することは、勇気がいることかもしれません。
しかし、真剣な関係を築きたいのであれば、健康について率直に話し合えることは大切です。
「お互いの健康を守りたいから」という前向きな姿勢で提案すれば、理解してもらえるはずです。
妊娠を希望している場合は、妊活を始める前にクラミジア検査を受けることを強くおすすめします。
妊娠してから感染が判明した場合でも治療は可能ですが、妊娠前に治療しておく方が安心です。
また、クラミジアによる卵管障害がある場合は妊娠しにくくなっている可能性もあるため、早期発見が重要です。
妊活前のブライダルチェックとしてクラミジアを含む性感染症の検査を受けることは、今や常識となりつつあります。
性感染症の予防において、パートナーとのコミュニケーションは非常に重要です。
性感染症の話題は話しにくいかもしれませんが、パートナーとオープンにコミュニケーションを取ることが非常に重要です。
自分が感染した場合は、できるだけ早くパートナーに伝え、一緒に検査・治療を受けるよう促しましょう。
パートナーとの信頼関係を築き、性に関する健康についても率直に話し合える関係性を作ることが、長期的には最も有効な予防策です。
お互いの健康を尊重し、守り合う姿勢が、性感染症予防の基本となります。
「性感染症になったら嫌われるかもしれない」という不安から、パートナーに言えないという方もいらっしゃいます。
しかし、本当に信頼できる関係であれば、健康問題について正直に話し合えるはずです。
むしろ、隠していることの方が、後々大きな問題になる可能性があります。
各診療科の特徴や受診の目安を理解しておくことで、スムーズに適切な医療へとつながりやすくなります。次に、銀座まいにちクリニックで実際に行っている診断・治療の進め方についてご紹介します。
銀座まいにちクリニックでは、できるだけ早く症状を改善へ導くために、丁寧に原因を探り診療を行なっています。
一人ひとりの症状や背景に合わせて「なぜ性病感染の可能性があるのか」「どの検査が適しているのか」を明らかにし、最適な治療方針をご提案します。
診療の最初のステップは、丁寧な問診です。「どのような症状があるか」「感染の心当たりがある時期」「パートナーの感染有無」などを確認し、原因の方向性を絞り込みます。
また、「いつ頃の接触か」「どのような接触があったか(性行為の種類)」なども確認し、感染リスクを慎重に見極めます。
問診内容をもとに、必要に応じて以下のような検査を行います。
検査結果を総合的に評価し、次の治療ステップへと進みます。
検査や症状の経過から原因がある程度特定できたら、「診断的治療」と呼ばれるアプローチを行います。
診断的治療とは、最も可能性の高い原因を想定して治療を開始し、その反応を確認しながら治療方針を絞り込んでいく方法です。
原因に応じた治療方針は以下のとおりです。
また、治療後は再感染を防ぐため、パートナーの検査や性行為の再開時期についても丁寧にご案内しています。
単に「症状を抑える」のではなく、感染原因を正確に突き止め、根本からケアすることで、安心して日常生活を送れるようサポートします。
銀座まいにちクリニックでは、原因に合わせた丁寧な診断と治療を行っています。
「性病かもしれないけど恥ずかしくて言いづらい」「検査だけしたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
クラミジア感染症は、日本で最も感染者数の多い性感染症でありながら、女性の約8割が無症状という非常に気づきにくい病気です。
しかし、放置すると将来の妊娠や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
不妊症や子宮外妊娠のリスクが高まるだけでなく、慢性的な骨盤痛に悩まされることもあります。
「おりものがいつもと違う」「下腹部に違和感がある」といった些細な変化でも、それは体からの重要なサインかもしれません。
症状がなくても、感染の可能性がある性行為があった場合や、新しいパートナーができた際には、ぜひ検査を受けることをおすすめします。
自分の体を守ることは、パートナーの健康を守ることにもつながります。
勇気を出して一歩を踏み出すことが、あなたの将来の健康と幸せを守ることになるのです。
年に1回の性感染症チェックを習慣化し、パートナーとも健康について率直に話し合える関係を築くことで、安心して性生活を楽しむことができます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土日祝 | |
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| 09:30-14:30 10:00-14:30 |
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| 16:00-21:00 16:00-19:00 |
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| 09:00-13:00 | 〇 | |||||
| 14:00-18:00 | 〇 |
休診日なし
※現在時短診療中
※受付は診療終了時刻の30分前までとなります。
※ご予約のない患者様も随時診察しております。
※午前診療時間は比較的空いております。
※お急ぎの場合は事前予約をお勧めいたします。

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