2020年春から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
我々の生活様式を一変させたウイルスの解決はワクチンにかかっていると言っても過言ではありません。
移動や大人数での食事の自粛は、経済的な損失も計り知れないもの。
だからこそ、ワクチンにかけられる期待は多大なものとなっていますが、一方ではワクチンに対しての問題点もいくつか叫ばれています。
問題点①:供給量
日本でもワクチンの開発が行われていますが、2021年春から予定されているワクチン接種は海外の製薬会社によるものです。
日本政府としては、「必要な量を確保する」とアナウンスしていますが、ワクチンを必要としているのは日本国内だけではありません。
むしろ新型コロナウイルスの感染者数や重症者数・死亡者数に関しては、日本は世界的にみると少ない部類。
つまり、日本以上にワクチンを早急に必要としている国もあります。
その中で、まだまだ生産数が多くはないワクチンを海外の企業から調達しなければなりませんので、何らかの事情により、想定していたワクチンが確保できなくなる可能性は否定できません。
もしもですが、想定した数のワクチンを用意できなければ「誰がワクチンを打てるのか」という新しい問題も出てくることでしょう。
問題点②:二度接種しなければならない
新型コロナウイルスのワクチンは、いずれの会社のものも基本的に二度の接種が求められています。
一度接種した後、ファイザー社のものは21日後以降、モデルナ社のものは28日後以降となっています(ちなみに日本ではファイザー社のワクチン接種が予定されています。)。
この点は日本政府としてもアナウンスに力を入れているものの、やはり人間心理として一度の接種で安心してしまう人もいるのではとの懸念。
あるいは一度接種した後、転勤等によって住居が変わる場合など、「確実に」二度接種してもらえるのかとの懸念もあります。
それまで様々な形で自粛・我慢を強いられてきた世界中の人々も一度接種すれば「もう大丈夫」との思いから油断してしまうのでは…との懸念は根強いものがあります。
問題点③:接種方法
ワクチンの接種方法に関しても懸念されています。
そもそも、これだけ大規模なウイルス、さらにはそのワクチン接種が日本はもちろん、世界的にみても初です。
ノウハウを持っている国などそうそうありませんので、国・行政としても手探りです。しかしながら、コロナウイルスのワクチン接種希望者がコロナウイルスの感染者である可能性もゼロではありません。
つまり、ワクチン接種に足を運んだ際にクラスターを発生させてしまう可能性があります。
早く多くの人にワクチンを接種したい一方で、接種方法・場所等に関しては、慎重に選定しなければなりません。
2021年1月、川崎市ではワクチン接種の練習が行われました。
「練習なんかで」との声もありますが、ワクチン接種で余計にコロナウイルスを拡散させないための環境の構築は必須です。
問題点④:高齢者の接種
日本国内では、ワクチンの接種はまずは高齢者からとアナウンスされています。
高齢者の方が重症化しやすい点を踏まえると、この点に関しては異論を挟む余地はないかと思いますが、一方で65歳以上の高齢者のワクチン接種に関しては世界でも意見が分かれています。
スピード感を以って開発に当たった経緯から、まだまだ高齢者の投与データが揃っておらず、安心だと言い切れない点があるとのこと。
そのため、フランスやスウェーデンでは高齢者への接種を控えるよう勧告が出ています。
一方で、イギリスやイタリアでは高齢者も接種すべきだと結論が出ました。
このように、世界的にみても意見が分かれている部分だからこそ、日本でも慎重に考えなければなりません。
問題点⑤:副反応
新型コロナウイルスのワクチンには、わずかではありますが副反応・副作用が確認されています。
例えば倦怠感や発熱は、接種者のおよそ10%に表れています。
また、アレルギー反応がでやすく、アナフィラキシーに移行するケースも見受けられます。
また、先にもお伝えしたようにコロナウイルスの脅威は世界規模のため、ワクチンの開発ではスピード感が重視されました。
およそ1年でワクチンが開発された点は喜ばしい一方、データが不足しているのも事実。
高齢者への反応も同様ですが、本来、薬品は様々なデータを検証し、安全であることが証明されて認可・市販となります。
しかし、スピード感を求めたからこそ、データが不足しています。
もちろん開発元もできる限り様々なデータを集めたことでしょう。それでも予期せぬことが起きないとは限りません。
ましてや持病がある場合に関してのデータが不足しています。
医師に相談したとしても、医師側もデータを持っていないので適切な判断が難しいでしょう。
そのため、万全を期すのであればワクチンを接種しない方が良いと判断される人も増えるのではとの懸念もあります。
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