銀座まいにちクリニックでは、新型コロナウイルスの抗体検査を行っております。
抗体検査とは、これまでに新型コロナウイルスに感染したことがあるのか、また新型コロナウイルスに抵抗する力を持ちうる抗体が体内に作られているのかを調べる検査です。
血液を数ccとらせていただき検査します。
IgM抗体とIgG抗体と呼ばれる2種類の抗体を検査します。
詳細は下記のよくある質問をご覧ください。
※ご予約がない方でも検査をお受けいただけますが、予約していただいた方がスムーズです。
※WEB予約の場合、受診する診療科目を選択する際に「自費診療」をお選びいただき、相談内容に抗体検査希望の旨をご記載ください。
2.ご予約のお時間に銀座まいにちクリニックまでご来院ください。(アクセスはこちら)
3.抗体検査希望であること、ご予約の有無を受付にお伝えください。
4.検査同意書および結果郵送用の封筒に住所をご記載ください。
検査当日に結果を記載した紙を当院からご自宅へ郵送いたします。
5.準備ができ次第、診察室とは離れた専用室で採血させていただきます。
6.受付でお呼びいたしますので、会計をお済ませください。
7.ご自宅で結果をお待ちください。
※より正確な検査のために、採取した血液を遠心分離するため、少し高めの価格とさせていただいております。
※IgM抗体とIgG抗体の2種類の抗体を調べる価格です。
※クレジットカードや交通系ICもご利用いただけます。
・検査の結果は当日ご説明できません。後日、指定のご住所までご郵送いたします。
※当院では採取した血液を遠心分離させ、抗体が含まれている「血漿」とよばれる成分のみで検査を行うため、即日での結果のお答えができません。より正確に検査を行うためですので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
・お電話やメールでのお伝えはできかねますのでご了承ください。
・採血を行い、採取した血液で抗体の有無を検査します。
健診や医療機関で行う一般的な血液検査を同じイメージです。
食事の影響は受けませんのでお食事は召し上がって構いません。
・本検査は新型コロナウイルスに感染しているのかどうかを調べる検査ではないため、症状がない成人の方が検査の対象となります。
発熱などの症状がある方は、まずは新型コロナ受診相談センターやかかりつけ医にご相談ください。
よくあるご質問をまとめております。
検査をお受けになる方はよくお読みいただきますようお願い申し上げます。
様々な抗体検査キットが製品化されておりますが、以下は当院で採用している抗体検査キットの説明となります。
なお、この抗体検査に関するご質問はお電話ではお受け出来かねますので、ご了承ください。
コロナウイルスは新型コロナウイルスを含めて7種類あるといわれており、哺乳類や鳥類に感染し風邪などの呼吸器感染症を引き起こす原因となります。
そのうちの4種類は、いわゆる「喉かぜ」などの原因として昔から知られています。他には動物から感染し重症肺炎となる2002年のSARSコロナウイルス、2012年のMERSコロナウイルス、そして2019年12月に報告された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)があります。
コロナウイルスは遺伝情報をRNAで持つRNAウイルスとして知られ、一般的にRNAウイルスは不安定なウイルスのために変異を繰り返し、創薬やワクチン作りが難しいといわれています。
抗体は、その働きにより大きく4種類あると言われています。
1.抗体自体が抗原(異物)を直接攻撃して抗原(異物)を排除するもの
2.抗体が抗原(異物)と結合することで、様々な免疫細胞が抗原(異物)を攻撃して抗原を排除するもの
3.抗原(異物)が体内に入ると、抗体と結合した特殊な細胞(肥満細胞)が、炎症物質のヒスタミンなどを放出し炎症のきっかけになるもの
4.特別大きな役割を果たさないもの
上記のように4種類の働きがあり、感染症で作られる抗体の多くは「1」もしくは「2」といわれています。
「3」は花粉症や蕁麻疹など始めとしたアレルギー反応の仕組みとして知られています。
新型コロナウイルスの抗体は上記のどれに該当するかはまだはっきりと分かっていませんが、動物実験では「1」として働くいわゆる中和抗体としての働きがあるということが動物実験などでいわれており、今後もさらなる解明が望まれます。
抗体は、その働きにより大きく4種類あると言われています。
1.抗体自体が抗原(異物)を直接攻撃して抗原(異物)を排除するもの
2.抗体が抗原(異物)と結合することで、様々な免疫細胞が抗原(異物)を攻撃して抗原を排除するもの
3.抗原(異物)が体内に入ると、抗体と結合した特殊な細胞(肥満細胞)が、炎症物質のヒスタミンなどを放出し炎症のきっかけになるもの
4.特別大きな役割を果たさないもの
上記のように4種類の働きがあり、感染症で作られる抗体の多くは「1」もしくは「2」といわれています。
「3」は花粉症や蕁麻疹など始めとしたアレルギー反応の仕組みとして知られています。
新型コロナウイルスの抗体は上記のどれに該当するかはまだはっきりと分かっていませんが、動物実験では「1」として働くいわゆる中和抗体としての働きがあるということが動物実験などでいわれており、今後もさらなる解明が望まれます。
抗体検査は、これまでに新型コロナウイルスに感染したことがあるのか、また新型コロナウイルスに抵抗する力を持ちうる抗体が体内に作られているのかを調べる検査です。
IgMとIgGという2つの抗体が体の中で作られる時期のズレを利用して、感染していた場合に現在は感染の初期段階なのか終盤なのかなど、現在の感染の状態を把握できる可能性もあります。
血液にて検査を行い、抗体検査キットを用いれば10〜15分で抗体の有無を調べることができます。
体内の抗体の有無が判明しますが、抗体がどのくらい体の中にあるかの抗体量は分かりません。
それぞれ「アイジーエム」「アイジージー」と呼びます。
「Ig(アイジー)」とは免疫グロブリン(Immunoglobulin)の略で、抗体のことです。
ヒトの抗体にはIgA、IgD、IgE、IgG、IgMの5種類の抗体があることが知られています。
一般的に、IgMは抗原(異物)が体内に侵入してきて最初に産生され、その抗原(異物)を排除する働きをします。その後さらに強力なIgGが作られ、IgGによりその抗原(異物)に対して長期的な免疫を獲得します。
最初にIgMが作られ、その後にIgGが作られる順番はすべての抗原(異物)に共通ですが、それぞれが作られる時期は抗原(異物)によって異なります。
下図は近畿大学の宮澤正顯先生からの引用で、新型コロナウイルス感染症の感染、発症、抗体が作られるまでの時間経過のグラフです。
新型コロナウイルスは感染から発症までの潜伏期間が他の一般的な感染症に比べて長く、またIgM抗体が作られるのが比較的遅く、その後すぐにIgG抗体が作られるのではないかと考えられています。
宮澤正顯先生
新型コロナウイルス感染症対策講座「感染症の時代を生きる」より引用
感染とはウイルスのような病原体が体内に入ること、発症とは感染した病原体により熱・咳・痰などの症状がでることをいいます。
感染から発症までの期間を潜伏期間といいます。
感染しても免疫により病原体が体内から排除されれば発症しないこともあります。
新型コロナウイルスの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)と言われており、感染しても発症しないこともあるといわれています。
PCR検査は、今自分の体の中に新型コロナウイルスが存在して感染しているのかを調べる検査です。
RNAウイルスであるコロナウイルスを、特殊な試薬と機械を使ってウイルス量を増やす(増幅)ことで感染の有無を調べます。このウイルス量を増やす(増幅)のに数時間かかります。
このウイルス量が増えるまでの時間を調べることで、現在感染しているのかだけではなく、体内のウイルスの量を調べることができます。一般的に、ウイルスの量が多ければ多いほど症状も強く出現する傾向にあります。
PCR検査は感度30〜70%、特異度は99%以上といわれています。
感度・特異度という意味については下をご確認ください。
感度が低いということは、新型コロナウイルス感染症にかかっていたとしても検査結果が陰性となる方が多い(誤った検査結果となってしまうケースが多い)ということです。
新型コロナウイルス感染症においては、PCR検査の結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、臨床症状や経過、画像検査などを総合的に判断する必要があると言われています。
上述のように抗体検査とPCR検査はまったく異なるものです。
繰り返しになりますが、抗体検査は新型コロナウイルスにすでに自分が感染したのかを調べる検査で、PCR検査は今新型コロナウイルスに感染しているのかを調べる検査です。
抗体は血液中に存在するため、血液を使い検査を行います。
銀座まいにちクリニックでは検査の精度を上げるために、採取した血液を遠心分離機により処理し、血漿と呼ばれる成分を濃縮して検査を行っております。
感度とは、抗体を持っている人をきちんと抗体を持っていると診断できる確率のことです。感度が高い検査とは、抗体がある人を間違って抗体がないと判定してしまう可能性が低いといえます。
特異度とは、抗体を持っていない人をきちんと抗体を持っていないと診断できる確率のことです。特異度が高い検査とは、抗体がない人を間違って抗体があると診断してしまう可能性が低いといえます。
感度も特異度も100%であることが理想ですが、抗体検査に限らず実際の検査は必ずしも正しく体の中の状態を反映するわけではありません。
例えばインフルエンザの検査は、感度62.3%、特異度は98.2%と言われています。つまり、検査で陽性であればほぼ間違いなくインフルエンザに罹患していると言えますが、検査が陰性であったとしても実際にインフルエンザに罹患していないと強く言うことはできないのです。
インフルエンザを例に挙げましたが、検査によって感度・特異度は一つ一つ異なり、検査実際の医療現場では、その検査の感度・特異度がどのくらいかということを考えて検査結果の解釈を行う必要があります。
抗体検査結果が陽性とは抗体を持っているということ、陰性とは抗体を持っていないということです。偽陽性とは、本当は抗体を持っていない(陰性)のに抗体を持っている(陽性)と判定されることです。
偽陰性とは、本当は抗体を持っている(陽性)のに抗体を持っていない(陰性)と判定されることです。
銀座まいにちクリニックで使用しているキットの感度は87.3%、特異度は100%と感度・特異度共に高い精度のキットとなります。
(新型コロナウイルス感染症の診断に使われるPCR検査は感度30〜70%、特異度は99%以上といわれています)
cGMP工場で製造、中国で薬事承認されヨーロッパのCEマークを取得している検査キットとなります。
※cGMPとは現行医薬品適正製造基準のことで、業界の最高水準を満たした工場で作られています。
※薬事承認とは、有効性や安全性が確認され製造販売してもよいと国から認可されることです。
※CEマークとはEU加盟国が定めているもので、安全基準条件を満たすことが証明されている製品にのみ認められているもので、EU加盟国へ製品を輸出するのに必要な認可です。
抗体検査の判定は10-15分で分かりますが、採取した血液を遠心分離処理したりする必要があるため検査当日に結果をお伝えできません。
後日(検査日から2,3日以内)、郵送にて検査結果をご報告いたします。お電話での結果説明はできかねますのでご了承ください。
抗体検査が陰性ということは、体内に新型コロナウイルスの抗体が作られていない可能性が高いです。
新型コロナウイルスに感染したことがないということです。
厳密には、新型コロナウイルスの感染した後に抗体が作られるまでは1週間前後かかると言われています。この期間に検査をした場合は、新型コロナウイルスに感染していても陰性という結果になる可能性があります。
引き続き感染対策を徹底し、3密を避けて、手洗いうがいを欠かさずに生活してください。
予防策としては、カモスタットメシルの内服(当院HPのお知らせをご参照ください)やビタミン剤内服、自然免疫アップなどがあります。
抗体検査が陽性ということは、すでに新型コロナウイルスに感染して体内に抗体を持っている可能性が高いということです。
どのくらい前に感染したかは、“IgM抗体やIgG抗体が新型コロナウイルスに感染後、何日で作られるのか”という問題が大きく関わってきますが、いまだに不明なことが多いです。
埼玉県立循環器・呼吸器病センターでは、IgM抗体の陽性は症状出現から平均12.5日、IgG抗体の陽性は症状出現から平均11.6日だったという報告があります。
感染から発症までの潜伏期間が1週間程度と考えると、IgM抗体やIgG抗体が検査で陽性になるのは、感染してから2〜3週間後以降になるとも考えられます。
思い当たる症状があった場合は、その症状を有していた期間が新型コロナウイルス感染症を発症していた期間だと推測されます。
当院で採用している抗体検査キットは精度のとても高いものではありますが、2020年5月9日現在、日本ではすべての抗体検査が薬事承認されていません。
陽性という結果はあくまでも一つの検査の結果であり、新型コロナウイルスの診断はこの抗体検査のみでされるものではなく、臨床症状・経過や画像検査、PCR検査などと総合的に判断される必要があります。
この抗体検査の結果のみでPCR検査をご案内することは行っておりませんのでご了承ください。
新型コロナウイルスの抗体が、抗原(異物)を直接攻撃して抗原(異物)を排除する“中和抗体”であれば、ウイルスの大きな変異がない限りはかかりづらくなり、かかったとしても軽症ですむ可能性が高いです。(「抗体には何種類かあると聞きましたが?」もあわせてご確認ください)
作られた抗体がどのくらい体内に居続けるのかもまだ分かっておらず、さらなる解明がのぞまれます。
新型コロナウイルスの基本再生産数(R0:1人の感染者が何人に感染させるか)は、各国の報告でばらつきはありますが、1.4〜6.5人(平均3.3人)程度といわれています。インフルエンザよりも人に感染しやすいとお考えください。
他の人への感染は、発症数日前から起こり、発症後数日が感染力のピークという報告もあります(Nature Medicineより)。
埼玉県立循環器・呼吸器病センターの報告によれば、抗体が作られるのは発症後平均12日前後(IgM抗体は平均12.5日、IgG抗体は平均11.6日)とされていますので、抗体が陽性になる頃には感染力のピークは過ぎているといえますが、他の人に移してしまう可能性はゼロではありません。
手洗いやうがい、マスク着用などをしっかりと徹底していただいた上で、下記の日本プライマリ・ケア連合学会の職場復帰の基準や、厚生労働省の「家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~」をご参考にお過ごしください。
結果はあくまでも一つの検査の結果であり、新型コロナウイルスの診断はこの抗体検査のみでされるものではなく、臨床症状・経過や画像検査、PCR検査などと総合的に判断される必要があります。
最終的には職場の判断を遵守していただきたく思いますが、日本プライマリ・ケア連合学会は職場復帰の基準として下記の指針を出しておりますのでご参考ください。
上記復職基準を満たしていない場合は、他の方にうつしてしまう可能性を考えて、厚生労働省の「家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~」をご参考にご自宅でお過ごしください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土日祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|
09:30-14:30 10:00-14:30 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
16:00-21:00 16:00-19:00 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
09:00-13:00 | 〇 | |||||
14:00-18:00 | 〇 |
休診日なし
※現在時短診療中
※受付は診療終了時刻の30分前までとなります。
※ご予約のない患者様も随時診察しております。
※午前診療時間は比較的空いております。
※お急ぎの場合は事前予約をお勧めいたします。
住所 | 東京都中央区銀座4-13-11M&Sビル4階 |
---|---|
電話 | |
診療科目 | 内科・耳鼻科領域・皮膚科・ 泌尿器科・アレルギー科・自費診療 |
診療時間 |
|
休診日 | なし |
© 銀座まいにちクリニック